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We are living with the earth

   5月 20

田植え体験WSと畦道茶会

立夏を過ぎ、旧暦の5月を迎える新暦の5月20日、今回で五回目になる自然派茶道教室「星窓」を主宰される茶人・目黒公久さんとの野点イベント・コラボ企画として、自然栽培を行わせていただいている田圃での『田植えWSと畦道茶会』を催させていただきました。「田植え」は夏の季語でもあり、日本の風土の中にあっては、これからが田植え本番の季節。
takenoko_15p目黒さんとの野点イベントは、回を重ねる毎に野趣が増すようで、今回はお茶会と言うよりも田植えをはじめとした里山での自然体験が主となりましたが、ご参加いただきました皆様のご協力と、天気にも恵まれ、無事に楽しい一日を、主催であることも忘れて楽しく過ごさせていただくことができましたことに、御礼申し上げさせていただきます。
この日の模様を素敵な写真に収めていただいた、書道家でもある目黒公久さんの奥様・高橋史さんの写真をお借りしながら、久しぶりにブログにまとめさせていただきました。
前泊いただいた、公久さんと穂波さんと共に、朝の田圃散策と、お昼の食材となる筍掘りからはじまった一日。やがて、ちびっこ達を載せた車も次々と到着し、普段は静かな里山も、鳥の囀りもかき消すような、賑やかな声に包まれ始める。
opening_15p今日は週前半の雨天・曇天と打って変わって、真夏日の予報!日差しもかなり強くなり、外での長居はこれからの一日にとっては辛いので、まだまだ整備途上ではありますが、アグロエコロジーハウス龍伏内のリノベーションしたばかりの白木の床の上に腰を降ろしていただき、昨年収穫した稲穂をまわしながら挨拶と自己紹介から。

野草摘みへ猪田圃へ

わんぱくそうな、ちびっ子達だけではなく、大人達もそわそわと待ちきれない様子なので、短めに挨拶は切り上げて、先ずは昼食のおかずと午後のお茶会に添える里山スイーツの食材を採りにイノシシ田圃へGo!!
イノシシ田圃とは、県道ひとつ隔てた緩い棚田が広がる一角には、猪が出没することから、いつの頃からかそのような呼称となった、6月になると蛍も舞う自然あふれるちょっとした宇都宮の秘境です。
野草摘み全景_15p

大人も子供も真剣な眼差しで、そして少しわくわくしながら宝物を探すように、食べることができる野草と、口に入れることは避けた方が良い野草を見分けながら摘み採っていく。

大人も子供も野草摘み
大人たちも真剣な眼差しで野草摘み

あちこちに咲き誇る小さな花にはミツバチイノシシ田圃へ続く道の脇に咲き誇る、アザミをはじめとする野の花の周りには、クロアゲハやミツバチが蜜を求めて飛び回る。
育苗ハウスにて昼食の準備に戻る前に少しだけ育苗ハウスに立ち寄り、子ども達にも手伝ってもらいながら、暑さで水が枯れそうな苗箱に水遣りを。 子ども達はジョウロの取り合いになりながら、大人達は農業に関するお話に真剣に耳を傾けていただける。

今回料理の指揮を何かと不便な環境のなか、お料理と里山スイーツづくりを裏方でしっかりと支えていただいた清美さんに、今朝採れた筍等々がたっぷり混ぜ込まれた炊き込みご飯の具に、手作り出汁で味付けをしていただき、竈に着火!
竈のとなりにロケットコンロを並べて、天婦羅を揚げる準備も完了!
羽釜とロケットコンロ 天婦羅の準備も整い
芹、蓬、三つ葉の天婦羅は揚がったそばから子供たちのお口の中へ~(笑) 羽釜で炊いた炊き込みご飯は、少々周囲が焦げた感じだが、食欲をそそる薫りをなびかせながら座卓のそばへと。

揚げたそばからお口の中へ 羽釜ご飯

いただきますを待たずに2zataku_10p座卓の上には着々と昼食の用意が進むが、いただきますを待たずにお箸と手がつい伸びる~(笑)
みんな揃って大家族のような食卓を囲み、しばし無言で、愛情込めてつくっていただいた山菜たっぷりの混ぜご飯やおかずの数々を頬張る。

一目散に田圃に昼食を終えて、いよいよこれからが本番の田植えへGo!!
子ども達は我先にと田植えを行う田圃に向かって駆けてゆく!
そして、我先にとトンボを奪い合いながら代を掻く!ちゃんと注意を聴いて畔を崩さぬように跨ぎながらネ(^.^)
我先にトンボの取り合い2

大人たちも真剣に
大人達は昔の田植え体験等の記憶を蘇らせながら、子供の時とは違った視点で感じながら説明に耳を傾けてくれる。

はじめは少し恐る恐る、優しく「いのちの壱」の苗を2本だけ片手に持ち、横に並んで両手を添えて根を泥底の中へゆっくりと。

恐る恐る苗を手に 子供たちも両手を突っ込み真剣に

大人達も一緒に並んで、植え進む~ではなく、植え下がる~

大人たちも一緒に並んで 大人たちも真剣に田植え

苗を手に苗を観る大人の眼差しも、優しく・・・

徐々に泥の感触が心地よくなり・・・

田植えなのか泥遊びなのか 大人も子供も交えて

ついには田圃の中で尻餅ついて、蛙と仲良しに♫

田圃の中でしりもち 田植えの疲れも忘れて蛙と

坦々とお茶席の準備アグロエコロジーハウス龍伏に戻ると、目黒先生は既に坦々とお茶席の用意を進めてくれている。(感謝)

台所では、・・・
泥を落とし着替え終わった大人と子供が手分けして、皆で午前中に摘んだ蓬と、清美さんが一足先に田圃から戻り準備を進めてくれていた材料を基に、蓬餅づくりに。

cocking01_15p 小さな手で 美味しそうに茹で上がった

ocyaseki&kusamochi席に三種の具が添えられた蓬餅が並ぶ。

まずは一口ちゃっかりと、先ずは一口先に味見して・・・

順番に、目黒先生に指導を受けながら、一つ一つ真剣に、丁寧に、そして楽しみながら、席で待つ大人のために一服づつ点ててゆく。
目黒先生に指導受けながら

目黒先生に指導受けながら02 真剣に楽しみながら 子供たちの野点01

 

記念撮影_30p
最後は少し名残惜しい気持ちもありながら、充実感あふれる笑顔を集合写真に秋の収穫の約束と共に収めて終了!
皆様、帰路は温泉や餃子を楽しみつつ、無事にご帰宅いただけたようで何よりです。

今日も一日、ありがとうございました。

 

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   5月 10

大地之節供

13177896_809912802475240_4129380965636785262_n大地之節供と題されたイベントに、ふとしたきっかけでいただいた御縁が繫がり、今年の3月から参加させていただける機会に恵まれ有難い限りであります。

昨年・2015年の春にある方のご紹介でご縁をいただきました、茶人・目黒公久さんが様々な分野でご活躍の方々にお声かけされ実現された『大地之節供』。素敵な書画の写真は目黒さんの義母様が描かれ、目黒さんが撮影されたものを利用させていただきました。
3月10日(旧暦2月2日)に『タマシズメの節供』とサブタイトルが冠せられ始まった、失礼ながら一見、捉えどころのないイベント。
しかし、その意は、天の数1・3・5・7・9に対し、節句として先人たちの知恵が詰まった様々な神事が行われてきたされる、安定している地の数2・4・6・8・10は節目であり、在る場所を地と繋がり確認がなされてきたとも。そして、今このときだからこそ本来の私たちの在るところを改めて集い、学び深め、たいとのこと。
今では、多くの自然に寄り添った知恵が詰まった旧暦もグレゴリオ暦にとってかわり、私たちの生活の中から忘れ去られようとしている旧暦の日になぞらえて。
第二回が開催された5月10日は、旧暦の4月4日。渋谷にあるデイライトキッチンにて『大地之節供〜稲と茶の節供』が催されました。こちらはオーガニックな食材にこだわった、オーナーさんの沢山の想いが詰まった、和と自然を感じる素敵なレストランです。

店内に設けられた祭壇には、二年前に分けいただいた一房の種籾から自然栽培を始めさせていただいたイセヒカリの苗を、無農薬の茶と共に御供いただくという機会を有難くいただくことに。写真はKnobuさんが撮影されたものを利用させていただきました。13174181_577013162462692_3629653432018295481_n

やがて会は、民族情報工学研究家の井戸理恵子さんとKnobuさんのディジュリドゥの演奏を交えた御神事より会は始まりました。
井戸さんが用意された木火土金水、五行の蝋燭には、御神火として、Knobuさんによって、熊野をはじめ世界の聖地、最近では広島の平和記念公園、熊本地震が起きた4月14日に天河大辯財天社での奉納の際にいただいたという千年の御神火も入っているものを灯されました。
不思議と、土(地)の供養を意味する蝋燭だけ火がつかず、Knobuさんが般若心経を一巻奏上させていただくとようやく火が灯るという一幕も。
地に対して心を祈りを紡いでゆくことに、素敵なみなさまとご一緒させていただき、有難う御座いました。
何よりもご縁を結んでくださる目黒さんはじめ皆様との出逢いに感謝致します。

大地之節供 – 伝承体験 TAMATEBAKO

大地之節供