S e e d  O f L i f e

We are living with the earth

   11月 23

『偶然』と『御縁』

この地で「農」に携わらせていただくようになり四年目が、色々とはありましたが、新嘗祭前日に何とかもち米の収穫を終えることができ、日々無難に過ごさせていただいています。
当初から単に「農」としての営みのみをというわけではなかったのですが、そのことも徐々に形となって見えて来たように思う今日この頃。その辺りについては、また別の機会にと思います。
年々、様々な出来事が起こる中、今年は強く『御縁』というものを意識させられたお米の収穫でした。
この地に縁いただいた時は、ちょうど3.11『東日本大震災』直後の初夏の頃。そこはかとなく、数年前から自ら作物を育て、自然の溢れる恵をいただきながら仲間と暮らせる場があればと、縁いただいた当初の仲間と思い描いていた折に。
月日が過ぎ、徐々に何とかそれなりに整えさせていただきつつある折に、ふとしたきっかけで、神宮式年遷宮において外宮が遷御(せんぎょ)を迎えた朝(2013年10月5日)に、まだ削り出されたばかりの新しい材の匂いが境内に広がる中、初めて伊勢神宮を訪れさせていただく機会をいただくことができました。
その伊勢に発つ前日に、栃木県内での自然農の集いに参加させていただく機会をいただき、そこでは、1989年に伊勢神宮の神田で発見されたとされる「イセヒカリ」という品種を、栃木県内で育てられている方と縁をいただき、一つの穂を分けていただくことができました。
「イセヒカリ」という品種があること知ったのもその時が初めてであり、静かな興奮を胸に秘め伊勢に発ったことを覚えています。

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1989年に「イセヒカリ」が発見された伊雑宮近くに在る伊勢神宮の神田(2013年10月5日撮影)

その穂から、翌年・2014年には何とか8株の稲に穂を実らすことができ、今年・2015年には約三畝(せ:一畝は一反=約1,000平方メートルの十分の一の広さ)の広さの耕作放棄地から水田に甦った田圃に、参加していただいた皆様の手をお借りして、手植えで定植させていただきました。
2015年の丁度、田植えを迎えた時期に、二年目の栽培を迎えた「ニホンバレ」との苗交換のお話をいただき、手元には粒の大きさが一般的なお米の1.5倍ほどの大きさに実るという「龍の瞳(いのちの壱)」の苗をいただくき、「イセヒカリ」に沿うように植えさせていただきました。

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収穫期を迎えた「イセヒカリ」(上)と「龍の瞳」(下)

そして、9月の大水等を乗り越えながら実りの秋を迎え、不思議と伊勢神宮と御縁のある方の手もお借りして無事に収穫させていただくことができました。

まだ、どちらの銘柄も口にはしていませんが、単に食べるためのお米ではないような気がしています。その理由は考えても出てこないようにも。
これから、そこそこの収穫をいただいた「イセヒカリ」は天日干しを経て、少し口に入れながらも、「龍の瞳(いのちの壱)」と共に来季に向けた種籾として保管させていただきたいと思います。

この立伏(りゅうぶく=「龍が伏せる地」が転じたとも)という地との縁、地球との縁がいつまで続くかはわかりませんが、ただできること、土に種を蒔き、自然に育まれる作物たちに喜びと楽しみをいただきながら、少しでも末長くと思います。
取り留めの無い内容となりましたが、最後まで目を通していただき有り難う御座いました。

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2015年11月22日、新嘗祭前日の氏神様が祀られる高お神社一の鳥居

(さらに…)


   10月 09

夏至から秋分を過ぎ彩の秋へ

今年の夏は、厳しい気象現象やイベント等々に関わらせていただいている間に、ブログの更新をする間もなく、気づけば、寒露(かんろ)を迎え晩秋の入口に。
気がつけば、数日前まで鳴き続けていた蝉の鳴き声も何処かに消え、田圃には、刈り終えた早生の水稲後に残された、晩生の水稲が残るのみ。
近代化が進んだ人間社会の都合に合わせた早生の品種が栽培されるまでは、二十四節気では秋分の末候を迎えるこのころに、「水始めて涸れる頃」とされ、田から水がぬかれ本来これからが稲刈りの本番を迎えたそうです。
すこし、今の時間軸からずれた当田圃でもようやく「日本晴(ニホンバレ)」が黄金色に色づきはじめました。
今週末には、一足先に、「イセヒカリ」を刈り取らせていただく予定です。

そうした深まりゆく秋を迎えた今頃になって、夏から秋までを振り返りながら、お世話になった皆様への感謝の気持ちを私なりにしたためさせてさせていただきながら、晩秋からの予定と共にまとめておきたいと思います。

umekouso_30p夏至 (げし)を迎える、芒種 (ぼうしゅ)の末候『梅子黄(うめのみきなり)』に、毎年恒例となった、ヘルスフードマイスター協会 代表理事 熊倉恵子さんとのコラボ企画「梅酵素ジュースづくりワークショップ」に今年は「田植え」と「蛍観察会」を組み合させていただき、朝から子供たち共に童心に還る一日を過ごさせていただくことが出来ました。
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自然というのは不思議な力をもっていて、普段様々なことに囚われている大人の心も見事に解きほぐし、調和の中に人々の心を引き込んでくれるようです。

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日が経つと、可愛い恐竜くん達が残した足跡も、何もなかったように田圃の泥底の中に消え、水稲は無事にすくすくと。

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9月9日には、記録的な大雨をもたらした台風18号が過ぎた後も、晩生であったことや背丈が低い品種であることが功を奏し、用水路から溢れる濁流に揉まれながらも倒伏を免れ、稲穂が垂れる季節を無事に迎えてくれました。

9月20日には、実行委員の皆様が永い年月をかけて構想企画された「とちぎの縁日2015~Meet the ORGANIC~」[http://www.tochiginoennichi.org/]に出店させていただく運びとなり、当日も色々とサポートいただいた仲間のおかげで、Open間際まで荷物運び等々でてんやわんやしている間に、素敵な一角に仕上げていただき、有り難き限りの環境で、来訪者の方々や今までお世話になった方々と言葉を交わさせていただく貴重な時間をいただくことが出来ました。
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その翌週の中秋の名月の日には、「月のリズムで 玄米甘酒ダイエット」を刊行された、HAPPY TABLE主宰 杉村美樹さんと初のコラボを行わせていただき、台風接近で天候が危ぶまれましたが開催日にはお日様が味方してくれ無事に開催の運びとなりました。

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まだ青さが残るイセヒカリを刈り、お月見団子と共に供えさせていただき、雲から見え隠れする満月に見守られながら、コトコトと時間をかけて仕上げていただいた栗の渋皮煮をはじめ至極のお料理が詰まったお月見弁当と共に、自然栽培米ニホンバレの米麹と黒小豆を丁寧に仕上げていただいた甘酒を楽しませていただきました。
今ではススキを備えるのが一般的なようですが、昔は水稲を備えるのが常であったこと等々も、今回このような企画を催させていただくことで始めて知ることができ、参加者の皆様と共に経験と共に様々なことを共有させていただきながら、少人数故に充実した時間を私たちも過ごさせていただくことが出来ました。
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そして収穫の秋を迎え、里山の恵みに感謝しながら、また皆様と共に楽しいひと時を、これからの催しで過ごさせていただけることを有り難く思います。

○「稲刈り」10月10日(土)~12日(月)、17日(土)、24日(土)
○「秋の里山散策ツアー」10月30日(金)
○「NODATEⅡ 秋の野点&オーガニックマルシェ in 宇都宮アルプスの森 京屋茶舗」

  • 会場の宇都宮アルプスの森 京屋茶舗様の住所は、宇都宮市大網町917-2 になります。
  • 10月31日(土) 午前10時~午後5時半頃まで開催。
  • 野点とランチのセットは5千円。お子様2千円。事前のご予約がお薦めです。
  • マルシェはご自由に出入りいただくことができます。自然栽培・有機栽培の野菜・果物・お米の販売、鮎の塩焼き、甘酒、燻製や、お子様も参加いただける、小物木工細工や木の実等を利用した可愛いマスコット作りのワークショップも用意してお待ちしております。

○「秋の酵素ジュース作りワークショップ」11月15日(日)
※各イベントに関するお問い合わせ・お申込みは、info@seed-of-life.jp までお願いします。

長くなりましたが、皆様にとっても、来年に繋がる実りある充実した秋の日々をお過ごしいただけることを祈らせていただきながら、このあたりで締めさせていただきたいと思います。

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